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2013年7月25日 木曜日

契約書のチェックポイント

取引において契約書は必須であるが、

法律家はどこを見ているのか。

ここで言う法律家は、学者や教授や裁判官ではなく、ビジネス取引を法的にチェックするビジネス弁護士のことである。

まず、

1番重要なのは、

契約の終了に関する事項。

次に、

どのような責任と義務があるか。

要するに、責任や義務、権利に目が行きがちだが、実務の弁護士は、

当然そこは見るとしても、最も重要視するのは、契約を終了させるときの条項に注目しているということだ。

意外に思われるかもしれないが、

契約書が最も意味を持つのは、言うまでもなく、当事者間でもめたときである。

契約書にしたがって処理できるなら問題はほとんど起きないか、すぐに解決する。

しかし、契約で解決できないとき、契約の終了の局面に突入するのである。

そこで、協議で解決できるか否かは、契約書の終了に関する事項と裁判をした場合の勝ち目が大きなファクターとなる。

したがって、契約書のチェック、すなわち、予防法の観点から、実務弁護士としては、契約書の終了の事項に注目せざるを得ないのである。

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